2014年7月7日月曜日

ライフ「里山ウェブの時代」外伝を聞き終えて

外伝を聞き終えました。


リスナーの意見では、「里山化は反対」が多かったようで。

そんな中で、新日本プロレス新社長の言葉、「すべてのジャンルはマニアが潰す」が引用されていました。

もちろん、一般的にはマニアが業界を支えているものでして、それはそれで分かっているからこそ出てきた、厳しい名言ですね。


どのジャンルでも、「進化の行き着く先は死」ではないにしても、カルト化していくのはお約束でして、里山化という囲い込みには、先はないねーというのが現実。

でも、このご時世(今に限ったことではないでしょうけど)、囲い込みをしていかないと「お金がね・・・・・」というのも現実。

さて、どうしたものか?

で、ハイブリットという折衷案。
開きつつ囲い込む、つまりはフリーミアムで、どうにかならんかなーということで、徐々に「ライフ」自体について言及されていきます。(しかし、これだけ自己言及な番組も珍しいですね)

僕個人としては、アーカイブを有料でも、外伝の先行配信を有料化でも、いい着地点だと思いますけどね。


で、いつも「お金」と「番組」の関係について話されるけど、今回は、さらに、金銭面以外の裏方の事情なんかも話されて、これはこれで面白かったです。

視界の鈴木さんも、今は関西の大学勤務で、ご結婚されて、お子さんもいらっしゃる。
裏方の長谷川プロデューサーにしても、他にも番組を抱えて多忙。
そんな中で、ライフを続けていくのは大変、というお話。(年齢的にもね)

結局、本放送で、鈴木さんが「根性論の話をしているんじゃないよ」と否定した精神論に戻っていくという、皮肉。


津田さんは「いっそ独立したら?」と、かる~く提案をしますが、鈴木さんにしても、長谷川Pにしても、ライフだけで飯を食べていこうと思っているわけではない。

だから、斉藤さんの「力を抜いていたから続けられた」という分析も、なるほどなーと感心。


真面目な話をしつつ、この脱力感、「ゆるさ」がライフの長所ですからね。

誰かが継承すれば? というお話もなくはないですが、この「ゆるさ」を維持しているのは、司会の鈴木さんの力が大きいわけでして。

マネジメントに成功したとしても、ご本人のモチベーションが低下していく、または優先度が低くなってしまうと、ライフも終わっちゃうのかねー、と、いつかは終わりはあるのでしょうけど、ちょっと残念。

ここらへんは、「音楽で食っていく!」というスガシカオさんとは違うご事情がありますからね・・・・・。


ちなみに、本放送の感想は、こちら。
ライフ「里山ウェブの時代」本放送を聞き終えて

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