2014年7月26日土曜日

『惡の華』 第二巻 の感想。


一巻に続いて、二巻を見終わりました。
(■『惡の華』 第一巻 の感想。)


ストーリーとしては、仲村が給食費泥棒と濡衣を着せられ、それに反論した主人公の春日がクラスで浮くけど、ヒロインの佐伯には好評価を得る。
そんで、春日と佐伯はデートという流れになるけど、仲村がちょっとした悪巧みを計画する、で二巻は終わり(第四話まで)。


漫画版は全部読み終えているので、「そうか、こんな感じだったか」と、反芻しているような感じで見ております。


春日と佐伯がうまくいきそうになって、仲村が悪戯を仕掛けるのは、嫉妬のように見えるけど、仲村本人は否定。

どうなのかな? マンガを読んでいたときは、仲村が否定したので、「違うのか・・・・?」と思ったけど、こうして全て終わってから見渡してみると、やっぱり嫉妬だったような気もする。


クラスのアイドル的な存在である佐伯は、顔よし、頭よし、性格よしで、「秩序」の象徴。

それに対して、仲村は、頭は良いのか悪いのか分からないけど、テストを白紙で提出するような人間。教師、同級生問わず、臆することなく罵詈雑言を吐くような性格でして、難あり。顔は、マンガでは、それなりに可愛らしく描かれていたけど、アニメでは、微妙な感じ。世間に馴染めない、反秩序、つまりは「混沌」の象徴。


で、仲村にとっては、ようやく手に入れた同志、手下、奴隷であるはずの変態(混沌)の春日が、佐伯に近づいていく。

それに対して、介入するのは、「嫉妬」なのか?

それとも、春日をより「変態」に陥れる(つまりは、より深い連帯を手に入れる)ための好機なのか?


どっちなのかな?
どっちもか?


後半(中学生編)で、春日と佐伯とセックスしたことに対しては、ショックを受けていたことからすると(ただし、これは佐伯からの情報)、やはり「嫉妬」面が強いかな? と思ってしまうけど。


なんで、「嫉妬」かどうかにこだわるのかと言いますと、結局、これが中学生編のラストで春日を突き飛ばした謎と、高校生編のあの意味深な仲村の表情につながっていくからなんですが、やっぱり、こうして見直してみても、なんとも結論が出ないな・・・・・。


『惡の華』Blu-ray 第二巻
by カエレバ

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