「ガール・オン・ザ・トレイン」、見てきました。
予告編からも、なんとなく予想できることですが、「女のドロドロ、見せまっせ」系(?)のミステリー。
こういうの、流行りなんですかね?
■「ゴーン・ガール」を見てきました
■映画「ダーク・プレイス」の感想
ストーリーですが、
・子供が欲しかったけど、出来なかった女性
・子供をつくることは出来るけど、要らない女性
・子供が出来て、とりあえずは幸せを享受している女性
という三タイプの人生が交錯し、徐々に一つの線でつながっていく過程が描かれています。
で、タイトルの「ガール・オン・ザ・トレイン」。
「ゴーン・ガール」もだけど、なんで「GIRL」なのかな?
「WOMAN」じゃ、ダメなのかな?
「未成熟な大人」だから、「ガール」なのかな?
で、その「未成熟な大人」が、電車の車窓に映る家を見て、勝手な妄想を抱き、事件に巻き込まれていくんだが・・・・・・、西村京太郎ほどではないにしても、「電車」が物語上、もっと重要なファクターになるのかと思ったけど、そんなでもなかったね。
まぁ一応、同じ場所を行ったり来たりする電車に乗っている主人公というのは、前に進むことの出来ない現状とかぶるのだろうけど。
で、
「衝撃のラスト」と書いてあるんですが、まぁ、だいたいがハッタリで、案の定、そんなでもなかったです。
ネタバレですが、最終的には、「全員が身勝手な一人の男に振り回されていた」という収束は悪くなかったのです。
でも、殺されることになる女性の性格が、いまいち分かりづらくて。
出産と子育てに失敗したことが、彼女の性格形成に異常をもたらしたようなんだけど、・・・・・・普通に見ると、単にお股のゆるい女性だよね。
こちらの読解力不足なのかな。
もとが小説だから、二時間の映画に収めようとすると、「なんか意味深」な性格を付与するのが限界だったか!?
それもあって、最終的には、「三人は絆で結ばれている」というオチも、「そうか!?」と思ってしまったなぁ・・・・・。
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