クリストファー・ノーラン「インターステラー」見てきました。
感想を一言で言えば、「2001年宇宙の旅」は偉大だ、に尽きます。
基本のラインが、「2001年」から抜けてないんだよね。
まぁ「ミッション・トゥ・マーズ」を見終わった時のような脱力感はなく、三時間弱の間、退屈なしで、映画館を出るときも、満足感で一杯でしたが。
「本格SF映画! 女子供はすっこんでろ!!」くらいの勢いで紹介しているようなサイトもあったので、「けっこう小難しいのか?」と構えて見に行きましたけど、そこまでではなかったです。
「SF大好きっ子」というわけではないですが、日本のサブカル文化(マンガ、アニメ、ゲーム)に、適度に親しんできたので、そのおかげもあるんでしょうけど。
そこらへんに、普段、あまり接していない人が見に行くと、「なんだ、これ?」と疑問にぶち当たるのか?
ネタバレになるけど、「ブラックホールに入ると、なんで異次元に飛ぶの?」とか、まぁ、普通の人なら「?」が頭に浮かぶかも。
映画「2001年宇宙の旅」なんかを見たことのある人からすると、「理屈じゃねーんだよ、宇宙は!」で処理できてしまうからね。
それでも、つっこみたい所は、けっこうあった。
「先遣隊からの通信は届いたのたのに、後続の宇宙船は、なんで地球にデータを送れないの?(作中にて、なんか説明があった?)」
「一個目の星の調査が終わって、次の目的地を決めるために、いきなり会議って。人類の存亡を決める旅なんだから、普通、緻密な計画があるでしょ? なに、その場当たり。しかも、いろいろ屁理屈を並べるけど、結局、恋人に会いたいとかなんとか、わがまま言い始めるし」
「そもそも、一個目の星も、ちゃんと地表を調査してから、降りろよ。いくら急いでいるからっていきなり降下って」
その他、もっとつっこみたいところはあったけど、まぁ、「理屈じゃねーんだよ、宇宙は!」ってことで。
そんな重箱の隅はともかくとして、全体としては面白かったです。
伏線も回収して、最後は、大団円で気持ち良く終わってますし。
むしろ、ちゃんと綺麗に終わりすぎるのが、ちょっと物足りないと思わせるくらいでした。
あぁ「ダークナイト」みたいなのが、また、見たいな・・・・・・。
インターステラー (竹書房文庫) | ||||
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