2016年1月30日土曜日

「現代小説クロニクル(1985~1989)」


「現代小説クロニクル」の、1985から1989を読了。

村上春樹さんと、池澤夏樹さんの作品は既読。久しぶりに、読み直す。


村上春樹さんの短編「象の消滅」は、相変わらずの春樹節。

いつものように、バーなんだかパブなんだかで、女と酒を飲む。
世の男女は、そんなにも、バーやパブで、小粋な夜を過ごしているものなのだろうか?


池澤夏樹さんは、何冊を読んだ事があり。
どれも面白かった。

けど、この「スティル・ライフ」は、すっかり内容を忘れていた。

読み返して思ったのは、「薄い」。
リアリティはないけど、ファンタジーとしては中途半端。

これを「みずみずしい」と言うのかもしれないが。

だから、記憶に残らなかったんだろうなぁ。

でも、「安っぽい」とはなっていないわけで。
これが才能なんだろうなぁ・・・・・。


初見の中では、村田喜代子さんの「鍋の中」が、面白かった。

「是枝監督あたりが映画にしたら、いい感じになるんだろうなぁ」
などと思っていたら、もう黒澤監督で映画化されているのね。



ただ、原作とはかけ離れている模様。

そのうち、見てみよう。


現代小説クロニクル 1985~1989 (講談社文芸文庫)
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