「美しい絵の崩壊」見てきました。
幼いころから一緒に育った二人の女性が、それぞれの相手の息子と肉体関係を持ってしまうというお話。
これだけ聞くと、がっつりフランス書院ですが、原作はノーベル賞作家だそうです。(原作未読)
なんか、こういうインモラルな映画ばっかり見に行ってる気がする・・・・・。
以前の感想。
■「ヴィオレッタ」見たよ
■二階堂ふみ「私の男」を見てきました
まぁ映像的な分かり易い売りとしては、若く逞しい二人の男性と、おっぱいはちょっと垂れているけど、未だにおそろしいスタイルを維持している(努力の賜物なのか、科学の勝利なのか分かりませんが)美熟女の競演(スポーツ新聞的な表現をすると「競艶」)。
でも、ノーベル賞作家の原作ということで、ゲスい感じにはなっておりません。
キレイ目です。
中高年の奥様も安心、という感じ。
ストーリーですが、う~ん、なんか不思議な感じでした。
映画なんで、どうしても登場人物たちの心情は、忖度する必要が小説よりもありまして。
中年の女性が若い男に夢中になるのは分かるんですが、男たちの方は、なんでそんなに、こだわるのかな? というのが、どうにも不思議でした。
2つとも母子家庭なので、父親不在。
その結果エディプス・コンプレックスで実の母の代わりとして、友人の母を求めている?
母親同士は、本当はレズなんだけど(潜在的に、そういう欲求が眠っている)、それを認めない結果として、互いの息子を求めてしまっている感じはしましたが・・・・・。
ネタバレですが、ストーリーは、正直、予想が出来る感じ。
途中で若い女が出てきて、老いた女は取り残される、というお約束。
さらなるお約束で、「四人の中の誰かが殺されたり、自殺して、終わりか?」と思っていましたが、それはなかったです。
でも、意外というか、「へっ?」と思ったのは、ラスト。
男たちは若い嫁を手に入れて、子供にも恵まれ、はたから見ると、幸せいっぱい。
かつて肉体関係を結んでいた母親たちも、孫ができて満たされている。
と思ったら、若い嫁に、過去の肉体関係がバレてしまい、彼女たちは去っていってしまう。
で、モトサヤ(元鞘)で、終幕。
なんだよ、このモヤモヤな終わり方は。
てっきり、破滅で終わると思ったのに。
センセーショナルな話にはしたくなかったんだろうな、とは思います。
安っぽくなるからね。
けっこう寝不足気味だったんですが、退屈して寝るようなことはなくて、面白くは見れたんですが、それにしても、なんだか答えのない終わり方でした。
美しい絵の崩壊(字幕版) | ||||
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