今日マチ子さんの「5つ数えれば君の夢」を読了。
179ページで、文字が多いわけでもないので、サクサク読めます。
が、読解力が試される漫画ですな。
現役高校生で、アイドル五人組のお話。
なんだけど、「萌え」でもなければ、「ドロドロ」もない。
「さわやか」・・・・・というほど、すっきり分かり易いストーリーというわけでもなく。
五人、それぞれのお話だけれども、各々の見た目に、極端な特徴はない。(巨乳と貧乳とか。ハーフの金髪、黒髪のお嬢様とか)
けっこう似たり寄ったり。
お話は、タイトル通り「夢」がテーマ。
アイドルというのは、夢の世界。
でも、夢が実現するということは、それは「夢の世界」が、現実になってしまうということ。
が、ファンにとっては、やはりアイドルは夢の世界に住む人。
その「現実」と「夢」に分断されるアイドル。
例えば、第一話。
その子は、夢(眠っている時に見る夢ね、この場合)の中で、子猫を飼う。
でも、それは普通の猫ではなく、どんどん大きくなっていく。
人間よりも、大きくなっていく。
その猫に愛想を尽かす彼氏。
それに対して、アイドルの子の発言。
猫はいつまでも子猫じゃないんだよいつかは、夢は醒める。
10年も20年も生きつづけるんだよ!!
アイドルでは、いられなくなる。
でも、現実は続いていくわけでして。(松田聖子と郷ひろみは、まだアイドルしているけど・・・・・)
猫は、ますます巨大化し、最後には怪獣のような大きさに。
そして、猫は、アイドルの彼氏を食べてしまう。
怒るアイドルに対して、猫は、
どうして? ずっと一緒だって彼は言ってたのにと答える。
いつかは裏切るであろうファンへの恐怖が、このような「悪夢」を見させているわけでして。
・・・・・・・・と、僕には読めましたが、さて、人、それぞれ、いろんな読み方のできる漫画です。
それを楽しいと思うか、面倒と思うか。
まぁ、文字が多いわけではないので、あんま考えないでも、なんとなーくでも読めますけどね。
(「考えるんじゃない、感じるんだ!」と、読むのもいいのではないかと・・・・・)
5つ数えれば君の夢 | ||||
|
0 件のコメント:
コメントを投稿