2014年8月7日木曜日

漫画「シドニアの騎士」 七巻から九巻まで読了


死んだ星白(主人公の想い人)を捕食したガウナから生まれた、生物兵器(?)である融合個体・つむぎ。

人格を持ち、人語を話し、人類とコミュニケーションを求める存在。

そして、マッドサイエンティスト(?)の落合にとっては、究極の生命への実験体でもある。


で、この「つむぎ」と主人公、そして、中性から女性に変化したイザナとの、奇妙な三角関係が築かれます。

そんなラブコメ中にも、容赦なく襲い掛かるガウナとの戦闘。

このラブコメと戦闘の繰り返しで、物語に緩急が生まれます。
相変わらず、「えっ、どうして、そうなるの? もうちょっと説明してよ」と思わせる展開も多々ありながらも、面白く読めてしまいます。


個人的には、最後まで主人公に立ちはだかるのかと思っていましたが、星白を捕食した紅天蛾とは、ここで、ついに決着がつく。
こいつも、落合の実験体にされてしまうようです。


この物語は、一応、「人類 V.S. ガウナ」ということになっているんだけど、落合が目指しているのは、おそらくはガウナ。

しかも、人類の多くも厳しい戦いを生き残るために遺伝子操作か何かをされているらしく、光合成のおかげで食料からの栄養摂取の必要性が少なく、また大人への成長が非常に早い(一部の人間は、老化もしない?)。結局、彼らも、純粋な人類とは言えない。

で、純粋な人類は、主人公だけなのか? と言うと、そんなこともない。
まだ、謎は明かされていないけど、極めてケガの治りが早い不自然な存在。


ここらへんの謎が解明されることで、ラストに向かっていくんですかね~。


以前の感想。
漫画「シドニアの騎士」一巻から三巻まで読了
漫画「シドニアの騎士」四巻から六巻まで読了


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