被告(もう実刑が下ったから犯人? 受刑者?)本人からのコメントということですが、まぁ、以前と同じで、露悪、挑発、妄想といった感じ。
以前も書いたけど、この人の目的って、両親への復讐であり、しょーもない自分を誇示して、世間から糾弾されることで、「自分は、こんなひどい評価を受けたよ! だから、私を見て、ねえママ! お前がつくった失敗作だよ」という自罰願望と責任転嫁のMとSの両刀使いなんだろうね。
年収200万を超えたことがないという、ワーキングプアともいえる生活を長いこと送ってきた彼にとっては冗談でなく本当に拘置所は快適らしい。拘置所や刑務所の生活の方がランクが上だという人たちが今の日本社会にたくさんいること、そしてそういう現実とこの犯罪はやはり結びついているということも考えないわけにはいかないと月刊『創』編集長は分析しているけど、その一面があるのは確かだけど、ちょっと違うような。
そもそも、お金がないなら窃盗・強盗をするわけで、女にもてないなら強姦・痴漢なわけだ。(極論だけど)
ほとんど無関係といえる「黒子のバスケ」の作者を勝手に恨んで、脅迫状を四方八方に送りつけるという、犯行動機から実際の犯行には大幅な飛躍があって、それは貧乏では解釈できないんだよね。
仮定は無意味と思いつつ、仮に彼の年収が500万あったら、違ったのかな?
なんか、やっぱり、違う形で、両親への復讐をしようとしたんじゃないかな?
(前向きな人は、社会的な成功をおさめたことで、それを両親への復讐とするのだろうけど)
もちろん、失うものが多くなれば、それだけ犯罪に手を染める確率は減るのが一般論。
でも、彼の場合は収入よりも、居場所がなかったことが問題のような気がする。
本人も書いていたけど、彼はオタクにすらなれなかった。
何者にもなれなかった結果として、今、犯罪者という安住の地を手に入れてしまったように見えます。
こういうタイプは、どうしたものなのかね・・・・・。
単純に「家庭環境が大事だ!」というのは簡単だけど。
■「秋葉原事件」加藤智大被告が「黒子のバスケ」脅迫事件に見解表明!
変な話だけど、よくまとまっているね・・・・・・。(無差別殺人犯を褒めるのもなんだが)
「浮遊霊」に関してですが、それは渡邊氏独自の言葉ではありますが、表現が独特であるだけで、その中身は人間の普遍的な心理です。私の言葉なら「社会との接点を失った孤立状態」ですが、それでもまだ通じないのかもしれません。世の中でよく使われる言葉だと「人とのつながり」「絆」「かけがいのないもの」「誰かの役に立てること」などを失うということになるでしょうか。それらを全て失うことがどれほどの精神的苦痛であるのかは、失った経験がある人にしかわかりません。
以前の記事。
■「黒子のバスケ」脅迫事件の犯人からの長文が掲載されているけれども
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