二ノ宮知子「87CLOCKERS」5巻、読了。
オーバークロックという、ニッチな世界で繰り広げられるラブコメ。
ずっとモヤモヤしていた、中村ハナが、ミケ(主人公の恋のライバル)に惚れた理由について語られました。
で、分かったことは、
・ハナはミケに出会って、オーバークロックの世界に足を踏み入れた。
・ハナ(美人)にとって、自分を女として見ないミケは新鮮だった。
ということ。
ジュリアなんかは、オーバークロックが趣味だから、世界的なプレイヤー(?)であるミケに惚れるのは、まぁ、分かるんだよね。
でも、ハナの場合は、そんなことはない。
にも、かかわらず、「芸のためなら、女房も泣かす~」といったミケに、献身的に尽くしているのが、どうにも理解ができないわけでして・・・・・。
「ラブコメ」なんだから、そんな深く考えても、と我ながら思いますが。
なんとなく推測するに、ずっと田舎のシガラミに苦しんできたハナからすると、自由に生きるミケは憧れの対象、ということなのかな?
それは、主人公の奏にとっての、ハナ&ミケへの興味と同じ構図だったりする。
(自分の現状に悩んでいた主人公からすると、二人の生き様は、強烈で新鮮で、憧れ・・・・ではないけど、無視できないものだった。)
それが象徴的にあらわれれいるのは、ブサイクなネコを餌をやるハナのシーンで、一巻の奏がネコに餌をやるシーンとかぶっているだよね。
最終的には、オーバークロックというニッチな世界で、一生懸命に生きている人間たちと触れ合うことで、主人公は自分の道を見つけていく、という王道なラストに落ち着くとは思います。
が、ハナは、どう処理するんでしょうね?
今のところ、まだまだ、彼女の悩みが掘り下げられたとは言えないので、ミケをとるのか、奏をとるのか、なんとも予測できないところですが。(ラブコメなんで、どちらも選ばないで終わる可能性の高いですけど)
87CLOCKERS 5 (ヤングジャンプコミックス) | ||||
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