2015年8月9日日曜日

劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」



実写版が控えている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」ですが・・・・・、映画じゃないのね。

スペシャルドラマか。
二時間で、どう収めるのかな・・・・。

実写版が発表されてると、「世界観が壊れる!」とファンから強烈な否定をくらうのが、毎度のパターン。
が、「あの花」に関しては、とりあえず見た目がまぁまぁ悪くなかったので、珍しく、ネット上では拒否反応が少なかったように見えますが、・・・・・さて、うまく、まとめられるのかな?


まぁ、それはともかく。

放送されたアニメが好評でつくられた劇場版。

今更ながら見てみました。


うん、まぁ、ファンディスクね。

テレビで放映された本編を見ていないと、分からん内容だろうなぁ~。

テレビ版で、すっかり完成しているから、「総集編プラスα」という形式でつくるしかなかったから、仕方ないでしょうね。


で、まぁ、本放送でも気になったのですが、やっぱり劇場版でも気になる点がありまして・・・・。


何度なく「うーん」と思わされたのは、「なんで、めんまは成仏する必要があるの?」ということ。

だって、主人公の「じんたん」からすると、「めんま」とは意思疎通も、触ることも可能。

まぁ下世話だけど、性交も出来るってことでして。

実際、幽霊のめんまからの(意図せぬ)攻撃で、「じんたん」が昇天してしまったシーンが描かれている。

「めんま」が死んだ時のままで、小学生の姿というのであれば、いくら触れることができても、性交は、ちょっと・・・・・となるけど、彼女の姿は、ちゃんと「じんたん」と同じく成長している。

こんな便利なオナペット(ラブドール)を手放す必要が、どこにあるんだ? という、ひどい考え方も十分に成立するわけです。


が、製作者も、そこらへんは理解していたようで、「輪廻転生」という概念を取り入れることで、「みんなと、ちゃんと意思疎通をする為には、成仏しなくてはいけない」という流れに持っていきます。

この、「輪廻転生」を、「めんま」が口にしたのでは、「いや、その担保(証拠、ソース)は?」となるのですが、うまーく、はぐらかしているのは、「じんたん」のお母さんが話しているわけでして。

じゃぁ、「じんたん」の母親は、なにを証拠に「輪廻転生は、ありです!」と主張しているかと言うと、・・・・別にないよね?


まぁーねー。
触れることの出来る幽霊として「めんま」が存在している以上は、彼女が、「輪廻転生は、あるんです」と言ったら(信じたら)、あるんだよね。


でも、本編でも映画でも、母親が輪廻転生した証拠を探すわけでもなく。

そして、「私、生まれ変わる!」と言って成仏した「めんま」を、超平和バスターズの面々は、探すことはしないのね・・・・・・。


「輪廻転生」を「優しい嘘」として、登場人物たちが取り扱っているなら、「まぁ仕方ないかぁ」とも思うけど、一応、信じているっポイ。


まあまあ・・・・・、「スタンド・バイ・ミー」を、日本のアニメの味付きでつくりました! という点が、この物語の売りですから。

あんまり、そこらへんを気にしても無粋ではありますが。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(完全生産限定版)
by カエレバ

0 件のコメント:

コメントを投稿