世界中でゾンビブームですが、アメリカでは、同時進行でメキシコの麻薬戦争(ドラッグカルテル)ブームなようで。
取り締まりやら、内ゲバで、年に一万人死んでいるとか。
一日、30名?
・・・・・・日本人からは、なかなか想像し難い現実ですな。
「ボーダーライン」は、こんな話し
で、見てきた「ボーダーライン」。
FBI捜査官ケイト・メイサーが、誘拐事件の強制捜査をするシーンから始まります。
そこで、ドラッグカルテルという存在に直面。
これをきっかけに、主人公は、CIAの麻薬捜査に協力することに。
が、「捜査」とは言うものの、彼らのやり方は違法行為ばかり。
ドラッグカルテルの犯罪は目を覆いたくなる非道さであったが、一方、CIAの行為も無法であった。
主人公のケイト・メイサーは、その二つに苦しめられることになるのであった・・・・・・。
なんだか中途半端だったね
だから、二つの悪に苦しめられる。
が、優等生過ぎて、見ていて、ちょっとイラッとしてしまう。
しかも、ドラッグカルテルについて、何も知らない。
まぁ、主人公が物を知らないのは、映画の観客と同じ目線である為だというのは分かるよ。
そのこともあって、主人公は凄腕捜査官という設定だけど、線の細い女性。
マッチョだと、親近感はわかないだろうからね~。(中にはわく人もいるだろうけど、多数ではないよね)
でもさ、麻薬戦争の真っ只中に、大した説明もなく、そんな素人をいきなり投入するって、どういうこと?
危険過ぎるだろ。
その疑問は、最終的には合理的な理屈がつけられるんだけど・・・・・・、それにしも強引だったな・・・・・。
そして、ラスト。
登場から、ずっとミステリアスだったキャラのネタばらし。
「ここで終わりか、なんかモヤモヤね」と思ったら、以降、そいつが大活躍。いきなりの主人公交代。
で、彼の銃弾が当たる当たる。百発百中。
物凄い危険な場所に乗り込んでいるはずなのに、あっさりと一人で制圧。
うーん。
同じ麻薬を扱った映画の「トラフィック」では、見終わった後、アメリカ社会における麻薬問題の根深さを理解することができたけど、「ボーダーライン」は、そこまで深く描かれてはいない。
また、「ゼロ・ダーク・サーティ」のようなリアリティはない。
リアリティがないならないで、娯楽作品に徹して、トム・クルーズ映画のようにしてしまうという方法もあるのだろうが、それもなし。
なんか中途半端だったな。
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