2015年7月18日土曜日

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」を見てきたが



ターミネーターの新作を見てきましたが・・・・・・、まぁ、「3」「4」と同じで、「ジェームズ・キャメロン」の偉大さを確認する作業になってしまいました。


「2」の液体金属のターミネーターが、さらに銃を撃てたら無敵じゃん? 、めっちゃすごくない? という感じで、女ターミネーターが登場した「3」。

もっと、でかいターミネーターが出たら、大迫力じゃん? という感じの「4」。

どちらも、「別に・・・・・」で、とりたてて新鮮味はなく。


で、今作の「ジェネシス」ですが、・・・・・・最近のハリウッド映画らしく、冒頭からタップリとCGの戦闘が拝めます。

カネかけてつくっているので、見応えはアリ。

が、やはり、新味はないなぁ~。


映画は、基本的には「追ってくる無敵のターミネーターとの戦い」という、例のパターンなんですが、・・・・・・そのバトルは、「1」のT-800、「2」のT-1000との戦いと同じ。

出し惜しみなく、バンバン戦ってくれるけど、・・・・・オマージュなのかな? 過去の作品の踏襲にしかなっていない。


もっと独創的なターミネーターが出て欲しかったな。

・・・・・まぁ、あまりにオリジナルなターミネーターが出てくると、「これ、ターミネーターじゃないじゃん。いっそ、別の作品にしたら?」ということになってしまうのだろうから、仕方ない面はあるのだろうけど。

つまりは、ジェームズ・キャメロンの呪縛から逃れられないのね・・・・・。


ネタバレですが、一応、T-3000という人間と機械が融合した新種が出てくる。

けど、T-1000との違いが、よく分からんよ・・・・。

人間的な思考が出来るという面が、T-1000より手強いということなのかもしれないけど。


シュワルツェネッガー演じるT-800は、壮年期、中年期、老年期と次々と姿を変えていきます。
そこが、ちょっとした見所。

老年期になると、機械ではあるが、メンテナンスも受けられず、長期間にわたっての過酷な戦いを繰り広げた結果として、徐々に不調をきたしている。

「最強のターミネーターも、寄る年波には勝てないのか!?」

この不調が敵とのバトルにおいて障害になり、でも、最終的には、それを乗り越えて勝利という流れか? ・・・・と思ったら、別に、戦闘には影響せず。

うーむ。


タイムスリップの多用が、今までとの違いなんでしょうが、・・・・・「まさか!」「なるほど!」というほど、凝ってはいないかな?

むしろ、ご都合だなぁ・・・・・と思うことの方が多かった。
(世界の崩壊を救いたいのなら、直前にタイムスリップしないで、せめて半年前や一年前へ跳躍する方がいいんじゃないのか? と、つっこみを入れたくなったよ。まぁ、それを言ったら、タイムスリップ自体が不要なんだけどね。時間跳躍をしないで、地道に世界崩壊へ向かう因子を探し出し、つぶしていった方が、確実だものね)


そして、シュワルツェネッガーが演じる善玉のT800は、どこから、誰によって送られたのかね~?

その種明かしって、あったか?

「次回作で、ついに謎が解明!」という流れにしたいのだろうけど、・・・・・どうかな? 次がつくられるかな~。

ラストは、「次回作をつくる気、満々!」という終わりだったけど、正直なところ、ハリウッド版「ゴジラ(渡辺謙さんが出てない方)」を思い出してしまった・・・・。


「すごいつまらん!」と酷評するほどではないけど、特別な驚きは、なかったなぁ・・・・。(「ターミネーター」と言えば、シュワちゃんという人には、嬉しい作品なのかもしれないけど)


ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド
by カエレバ

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