「現代小説クロニクル」の、1985から1989を読了。
村上春樹さんと、池澤夏樹さんの作品は既読。久しぶりに、読み直す。
村上春樹さんの短編「象の消滅」は、相変わらずの春樹節。
いつものように、バーなんだかパブなんだかで、女と酒を飲む。
世の男女は、そんなにも、バーやパブで、小粋な夜を過ごしているものなのだろうか?
池澤夏樹さんは、何冊を読んだ事があり。
どれも面白かった。
けど、この「スティル・ライフ」は、すっかり内容を忘れていた。
読み返して思ったのは、「薄い」。
リアリティはないけど、ファンタジーとしては中途半端。
これを「みずみずしい」と言うのかもしれないが。
だから、記憶に残らなかったんだろうなぁ。
でも、「安っぽい」とはなっていないわけで。
これが才能なんだろうなぁ・・・・・。
初見の中では、村田喜代子さんの「鍋の中」が、面白かった。
「是枝監督あたりが映画にしたら、いい感じになるんだろうなぁ」
などと思っていたら、もう黒澤監督で映画化されているのね。
ただ、原作とはかけ離れている模様。
そのうち、見てみよう。
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