マクドナルド兄弟が現在に続くハンバーガーの調理システムを考え出し、それをフランチャイズとしてレイ・クロックが世界中に広めた。
その過程において繰り広げられた仁義なき戦いについて描いたのが、「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」。
■映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
しかし、映画はもちろん、そのホームページでも、「マクドナルド」という名称はもちろん、「M」のマーク、コーポレートカラーである「赤」と「黄」の配色等々、ばっちり使っているのだけれども、これって、アメリカの本社が許可しているのかね?
・・・・・まぁ、黙認とは考えづらいし、きっと契約を結んだんだろうなぁ。
太っ腹というか、器がでかいというか、寛容というか。
確かに、「現在のマクドナルド」について批判しているわけではないものの・・・・・・。
創業者と言えば
中小企業のおっさん連中に会うことが多いのですが、まぁ、小さかろうが大きかろうが、一国一城の主なので、キャラが濃い。
まして、ファウンダー(創業者)となると特濃でして、そうでもなければ、起業なんかしようと思わないし、出来ないし、成功しないよね。
この映画の主人公にあたる「レイ・クロック」なんかは、まさしく「ファウンダー オブ ファウンダー」でして、マイケル・キートンが、「出世欲」「権勢欲」の塊を、見事に演じておりました。
ストーリーは、レイ・クロックの不遇な営業時代から始まり、マクドナルド兄弟との出会い、紆余曲折ありつつフランチャイズ展開は成功するものの、両者の路線対立によって仲違いに至るという過程が、とても丁寧に、穴らしい穴もなく描かれています。
また、マクドナルド兄弟の考案した調理システムの革新性、時代背景、フランチャイズとはとどのつまり不動産経営だ(イオンのショッピングセンターも同じ理屈)、等々が、うまーく説明臭くなることを最小限に、物語中に埋め込んであって、・・・・・・簡単に言うと、大変勉強になる。
映画としての完成度の高さは、「さすがハリウッドだな~」なんだけれども、あまりにも上手に説明が出来てしまっているので、逆に、物語としては、「物足りない」というか、「在り来り」というか。
とりあえず、マクドナルド創業の経緯が、よーく分かる作品でした。
■ナタリー・ポートマンさんの顔芸が堪能できる「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」
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