(■文化系トークラジオ life「フィジカルの逆襲」本編の感想)
外伝冒頭は、速水さんが、最近、けっこう口にしている、「顔を合わせていないと、アイデアは生まれないよね」というお話。(イケダハヤト氏については、ゴニョゴニョ。まぁカーネーションの脚本家の渡辺あやさんは、島根在住という話だから、そういう場を必要としない、または東京以外という場が創造を生む人もいるんだろうけど)
アメリカのヤフーが、在宅ワークを禁止したように、ちょっと前までは、「情報化社会で、どこでも仕事はできるだん!」だったんだけど、どうやら、それは駄目だったみたい。
(ノマドは、どうなった? まぁ、あれは、単にフリーター・フリーランスを、現代風に翻案しただけだから、流行り廃りの問題じゃないか・・・・)
「書を捨てよ町へ出よう」てなもんでして、単に情報の嵐に接しているだけでは、限界があるよね、意味が無いよね、ということ。
でも、勘違いするとまずいんだろうな、と思ったのは、「ほらね、昔の方が良かった」ではない、ということ。
だから、本編では問題提起された(触れただけで、回答はなかった)、フィジカルが見直されいるけど、でも「飲み会ブーム」は起きていない、という不思議。
一応、ノミニケーション事態は見直されていはいるけど、ブームとは言えないですよね。
あくまでも、「ネット(情報、SNS)」と「個人」の仲介役としてのフィジカルが持ちだされているのであって、そういう環境下においては、「飲み会」というのも一つの手段に過ぎない、ということなのかな?
社縁が人生の大部分を占めていた過去の社会であれば、「飲み会」は、「会社」と「個人」を結びつける重要にして最大の仕組みだったけど、今は、そうもいかない。
一生涯、同じ会社に奉公するなんて、なかなか・・・・・・。
で、まぁ、外伝は、そこからいろいろと話しが飛んでいきました。
本編では、フィジカルの正の面が多く語らていたように思えますが、外伝の特徴としては、負の面にも、ちょっと触れられています。
気になったのは、最後の部分。
司会の鈴木さんが、「フィジカルがもてはやされる一方で、その風潮って、秋葉原事件の前のような匂いがする」という発言。
聞いた方は、鈴木さんの真剣な語り口に、ちょっと考えさせられたのではないでしょうか?
うーん、どうなんですかね?
AKBの襲撃事件もありましたし、そういう人間が出てくるだろうとは、残念ながら、思います。
■AKB襲撃男「メンバーの高収入に不満」厳戒初公判で傷害罪認める
検察側は、梅田被告の犯行動機について「警備の仕事を解雇され、収入も職もなく、つまらない人生を送っている自分と、テレビで見た多額の収入があるAKBメンバーとは正反対と考え、そうした不満を解消しようと犯行に及んだ」と指摘。いかにも、検察が主張するような内容ですが、まぁ実際も、そんなとこなんだから仕方ないのか・・・・・・・。
でも、単純に、「華やかなものを妬む人間がいるよね、そういう人が出てくるよね、きっと」という予想というよりは、もっと、深い意味での「負」があふれてくるのではないか? という口調だったのか、ちょっと気になりました。
どうなんだろうな・・・・・・。
鈴木さんも冗談めかしていっていましたが、こういう予想は、当たらない方が、いいですけれども。
「ネット」と「個人」の間に入る「フィジカル」ですが、鈴木さんの解釈では、「招待」がなければ、そこには入り込めない。(今回は、西森さんが、速水さんに「招待されない人間」扱いされていましたが)
確かに、「飲み会」を例にすると、誰か知り合いがいなくては、(普通なら)行けませんからね。
ライフ風に言うと、「招待されない問題」が、来年当たりは、話されていくのかな?
でも、それだとすると、ソーシャルキャピタルがうんたらかんたらで、まぁ「今更」感もありますが、さて。
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