「「SFの9割はガラクタだ」というか、まぁ「どんなものでも9割はガラクタだ」なんですけどね。
(■スタージョンの法則)
高い山というのは、巨大な裾野があって成立するわけでして、あらゆる種類の作品というものは、多くのガラクタがあって、その上に万に一つの傑作がつくられる。(新規の媒体や新しいジャンルの勃興期においては、一人の天才が土台もなしに一気に傑作をつくりあげることもありますが、まぁ、例外ですよね)
だから、多種多様な作品が作られるべきであり、そして、玉石混交は致し方無い。
さて、「ライアの祈り」。
原作未読。
なので、映画のみの評価です。
結論としては・・・・・・映画に限らず、普段、あんまり物語というものに接しないタイプの人には、ちょうどいいのかな。
以下、ネタバレ。
うーん。
キャラが、わざとらしい。
なので、演技も無理があるものに。
だから、会話が上っ面。
ストーリーにしても、唐突過ぎることばかり。
まぁ名作とされているもので、偶然が契機となって物語が展開することは多いし、また、リアルな人生自体が、多くの偶然で出来上がっているのだから、致し方無いのではあるものの・・・・・・。
それにしても、同僚がミサンガが好きで、そこから彼氏にミサンガをあげる、とか。
海外で出会った古老に、突然人生の真実を問いただし、そして、その内容を前後の脈絡もなく彼女に喋り出す、とか。
母親の痴呆が震災を契機にひどくなった、とか。
突然出てきた幼稚園児に懐かれる彼氏、とか。
なんか、無理に、泣き所を詰め込みました感が、・・・・・・なんとも、ねぇ。
他にも、河相我聞さん、必要?
話題性で詰め込んだ? それとも、危険視されて、編集で登場シーンが削られてしまった?
で、ライアを主人公にした本は出来上がったの?
そして、同僚のレズ設定。「とりあえず、現代的な物語には、ゲイが必要だな、うん」といった感じの、安っぽさ。(武田梨奈さんは、可愛いのだが・・・・・)
これでもかと、八戸の名産品や名所を出てくるので、恥ずかしいったら、ありゃしない。
いや、まぁ、こういう作品を好きな人もいるんだろうけど、ね。
ライアの祈り [DVD] | ||||
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