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2018年6月30日土曜日

なぜ安倍晋三氏は、こんなにも愛されるのか?

2018年4月、5月、6月と安倍内閣の不支持率が支持を上回っていましたが、7月を前にして、どうやら持ち直しているようです。

■NHK世論調査 内閣支持率 _ NHK選挙WEB


内政


現在、国会の会期延長で、もっぱら注目されるのは、「高プロ」や「カジノ法案」。
どちらも自民党が推しているものの、国民には不人気な政策。

しかもゲリマンダー降臨! と、ばかりに、自党の都合優先の選挙制度改革まで飛び出してきて、本来なら、いっそう支持率が下がりそうな要因が散見されるのが現状。

■「6増」野党対案で攻防 自民案に公明慎重


外交


長期政権のおかげで、近年では、もっとも継続性をもって取り掛かれた外交。
トランプ大統領の就任前から駆けつけ、いち早く友好関係を築くことに成功。
四方八方に敵だらけのトランプ大統領にとっては、貴重(?)、数少ない(?)親トランプな首脳です。
「なんと情けない!」「ケツ舐めだ!」という意見もありますが、EU諸国などとは違い、中国・北朝鮮・ロシアといった政治体制を異にする国々に囲まれ、他には、お互いに好感は持っているけど国未満な台湾、どうしても歴史的なしがらみが残っている韓国という環境下にあるわけで、まぁ、どんな大統領が出てこようと、アメリカと強固な関係を維持するのは最優先の現実的な方策とならざる得ないわけでして。

なんだけれども、いじらしい奉仕を、まったく意に介していないトランプ大統領。

■「出し抜いて笑っている」トランプ節で安倍総理を…
■トランプ氏「日本に移民送れば晋三は退陣」 G7で暴言

北朝鮮非核化の請求書は「日本と韓国に回せ」と広言。
メロリンQ氏から、「どうすんの、これ?」と問われて、トランプ氏の顔をつぶすわけにはいかないけど、「仕方ないでしょ」と唯々諾々と追認するわけにもいかず、「どこがどう負担するかを協議する段階ではない。互いの国といろんな指摘をし合うことは非生産的だ」と、とりあえず、当たり障りのないコメントでお茶を濁すしか手はないわけでして。
つらいですな~。

■非核化、費用分担議論は非生産的=安倍首相

そんだけ気を使っているのに、やっぱりトランプ関税の対象から逃れることができない。
まぁ、異形の大統領だから、どうしようもないのは理解できますが・・・・・。

米朝の歴史的な政治ショーとなったトランプ・金正恩の会談が、韓国の文在寅大統領による根回しの成果であることは否定できないわけで、奇妙な玉突きで、これまで険悪だった中朝関係も改善、中国の習近平氏としては、まんまと米韓軍事演習中断という果実を手に入れているわけで、そんな中、「日本は?」。

一時期、会談の中止がトランプ大統領から発表されて、日本政府は、いち早く「会談中止を支持する!」と、大喜びで? で意見表明したら、単なるトランプ流のブラフに過ぎず、数日後には、あっさりと「会談するよー」となってしまい、日本政府の面目丸つぶれなんだが、それすら話題にならず。

それでも、「日本蚊帳の外」論は、間違っている! という論陣を貼っている方もいらっしゃいますが、

■北朝鮮、「ありもしない拉致問題」と日本を非難

てな感じ。
蚊帳の外なのか内なのか、どちらにいるのかは分かりませんが、「実益」は得たとは言い難いのではないでしょうか?
(とりあえず、米朝の戦争が遠のいたは立派な実益ですが、日本政府の努力の結果と言い張るのは、なかなか難しいのでは・・・・・・)

また、サミットに関しても、

■「G7で安倍首相が大活躍!」ということなので、海外主要メディアのG7報道で総理の名前を探してみた。「ABE」の名は?

まぁーねー、トランプ大統領の暴走を前に、どうしたってかすんじゃうよね。

いろいろな見方があるのは承知しておりますが、ここ最近の外交に関しては、誰もが納得できるような「得点をあげた!」と声高に主張するのは、ちょっと無理かな?

まぁ、甘めに見ても、「失点はない」てな感じでしょうね。


なんだかんだ言っても経済


さて、内政にしても外交にしても、とりたてて眼を見張るような成果が直近では見られないのですが、一方で、相変わらず、モリカケ問題では、ちょろちょろと新情報が出てきて、失血が止まらない。
でも、支持率は増加傾向。

この流れ、面白いもんだなぁと見てはおりますが、さて、どうしてなんでしょうね?


■17年度の国の税収、58兆円台後半 26年ぶり高水準

地方に住んでいる身としては、あまり実感ができないのですが、消費税を上げたわけでもなく税収が増えているのは、やっぱり景気が良いんですねー。
  • 民主党政権の後半から景気は回復傾向だった
  • 失業率の低下は、団塊の世代が退職したから
  • 富裕層だけが得した
  • トリクルダウンが、起こんねーよ
  • 可処分所得は減っている
  • 貧富の差が拡大
  • 子供の貧困が広がった
  • 円安誘導で大企業は潤ったが、日用品は高騰した
  • 財政規律、どうなってる?
まぁ、いろいろと文句はあるのでしょうが、「アベノミクス」という言葉につられて、中国「リコノミクス」、韓国「クネノミクス」、アメリカ「トランプノミクス」なんて言われたように、やっぱりある程度、成果があった証左なんですかね。

今後の影響も含めて、客観的に数字が検証されるのは、10年20年どころか、下手すれば50年後100年後かもしれないわけで、とりあえず政治に必要なのは、現在の「実感」。

正直、高度経済成長やらバブル期を知っているオッサン連中からすれば、「コレ・・・・!?」という失望感はあるのでしょうが、それでも小泉政権以降では、唯一、「政権が主導して景気回復に至った」というイメージづくりに成功したのでは?

海外に目を向ければ、トランプ氏にしても、あれだけシッチャカメッチャカでも、やっぱり好景気だから「まぁいいか」と40パーセン前後の支持率を維持できているわけで、しかも、本人は自分の手柄にしているけど、所詮、オバマ前大統領の八年間の成果の上に成り立っているに過ぎないのに比べて、やはりアベノミクス以前と以後とでは、明確な線引ができるわけで、そういう意味でも、「経済」は、安倍政権にとっては、大きな貯金ということなのでしょう。


野党がだらしない


民主党政権の失敗以降、どうしても、大きな絵が描けないでいるのが野党(民主党の残党)の現状。

「共産党は?」って、いまさら共産革命を実現されてもねぇ・・・・・。

「維新の会は?」って、地方政党としては十分に成功・差別化できたのかもしれないけど、国政では、どうにもこうにも特色が出ないね・・・・・(個人的には、いろいろな意味において、足立康史議員が、十年後二十年後、どうなっていくのか楽しみですが)。

と、まぁ、なかなか厳しいのではあるが、しかし、麻生政権の自民党が下野したのは民主党への風が吹いた結果ではあったけど、民主党が下野したのは、政権運営に対しての失望からで、決して自民党待望論が醸成されていたわけではなかったし(「棚ぼた」というのは、当時の自民党も自覚していましたよね)、ましてや、野党時代の自民党は谷垣さんが中心、政権復帰に際しても、総裁選において地方票は石破茂氏の方が多く、当時のイメージでは、自民党員及び党員外でも「えっ、安倍さん、また出るの?」だった気がします。

安倍氏には、一部にコアな支持層がいるのは当時も今も変わりはありませんが、自民党支持者ですら、決して深く支持していたわけではなかったのが民主党から自民党へ政権交代した当時の状況では?

第二次安倍内閣について、特に、ここ一年くらいは、「他に人がいない」という支持理由が挙げられることが多いですが、これは半分、嘘ですよね。

「野党がしょーもない」というのはさておき、与党内には、石破茂氏、小泉進次郎氏、岸田文雄氏、野田聖子氏、河野太郎氏と、まぁ適当に人材はいるわけで。
実際に首相になって、どこまで成果を出せるのは分かりませんが、それは安倍首相が返り咲いた時も同じ。むしろ、「また!?」とか、「あぁ一年で終わるな・・・・・」とすら感じた人も多かったはず。
さらには、海の物とも山の物ともつかぬ民主党に期待をした当時よりは、上述のポスト安倍人材なら、ギャンブル性は大分下がるかと。(年齢を云々するのは年寄り臭いですが、小泉進次郎氏は、まだ若い過ぎると思います)

「モリカケ、納得した?」と聞かれると、国民の大多数は、「いや納得していない」と答えるけど、支持率としては、40パーセント前後は確保できてしまう。

重箱の隅をつつけば、現在の生活に、そりゃ文句がないわけではない。
「モリカケはダメだけど」と思いつつも、また不支持の理由として、「人柄が信用できない」などと言われてしまうように、決して、小泉首相や小渕首相のようにキャラクターが愛されているとは言い難いが、第二次安倍内閣における五年の政権運営、及び、好調な(?)経済に、けっこうな割合の国民は、満足している or 評価しているということなんでしょうねー。


やっぱりお友達


まぁ、「なんだかんだで第二次安倍内閣の治世は評価されている」ではあるけれども、いつまで経っても解決しない「モリカケ問題」。
なので、新情報が出ると、「支持率急落!」にはなるのだが、どうにかこうにか 言い訳 説明していると、そのうちに支持率はジリジリと戻る・・・・・・、なんだけれども、官僚・検察内部に不満が渦巻いているので、内部情報がやっぱりリークされて、の繰り返し。

さて、「いつまでモリカケやっているんだ!」は、いつまで続くやら。

■森友に「収賄的関与ない」=安倍首相、説明を修正-ごみ撤去費、1.5億円増
安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会集中審議で、学校法人「森友学園」の問題への自身や妻の昭恵氏の関与の有無について「お金のやりとりがあって、頼まれて行政に働き掛けをした、という意味での関わり合いはしていない」と述べた。収賄に問われるような関わりはないとの趣旨で、従来の説明を修正した。
親・安倍首相な立場な方からは、「一連のスキャンダルは、刑事事件ではないのだから、問題ない」論は、ちょくちょく耳にするのですが(例「セクハラ罪はない」)、いろいろご準備が必要になったのか、安倍首相からも「金品の授受がないからOK」論が出てきたのが今年の五月。

反・安倍首相な立場な方からは、「ゴールポスト、勝手に動かしたよ」「最終防衛ラインを自分で変更した」などと揶揄されました。

どんな証言・書類が出てきても、おそらく、このラインを割ることは決してない自信(?)からの発言だと思いまし、もしかしたら、だから大多数の国民から許されているのかなぁ、などと思ったりもします。

普通、「政治家が行政の中立性を犯した」てな案件は、見返りが「金」です。

でも、「モリカケ」に限らず、山口敬之氏による疑惑にしても、少なくとも、安倍首相には、まったく、「金」の臭いがしてこない。

それどころか、森友学園の籠池前理事長にいたっては、「100万円、寄付をしてもらった」とまで言っているわけで(真実は分かりませんが)。

加計理事長との「ゴルフ」やら「会食」でもって、「贈収賄だ!」とするのは、素人から見ても無理筋でして、「モリ」にしても「カケ」にしても、権力側の「動機」が「金」に集約されてしまわない以上、不思議と「清廉」性が維持できてしまっているわけで、だからこそ、「コアな支持層」は、どんなスキャンダルが起きても、意気軒昂に、「問題ないのだ!」と、あの手この手の 屁理屈 論理でもって擁護の論陣を張るのかなぁ~などと思ったりします。

では、「金」ではないとすると、なにが、権力側の「動機」なんだろうとかというと、それこそ、右側の人々が好みがちな「内向きの関係性」が大きく影響しているわけで、とりあえず、森友学園問題。

「安倍昭恵夫人の行政への介入があったのではないだろうか?」という疑惑。
それまで、ゴタゴタがなかったわけではありませんが、あくまでも政策を巡る混乱であり、「安倍首相の統治能力への疑義」には発展しなかったのですが、この疑惑以降は、「統治能力」を超えて、「統治の正当性」すら疑われる事態に至っています。

で、森友学園。
一部の好事家からは、「幼稚園児に軍歌を歌わせているぞ!? いいんか、それ!?」と有名でした。

そんな、ゴリゴリに右な学園の名誉校長が首相夫人が就任なわけで、それ自体が、「アレ」なんですが、ここで面白いのは、かつては、左派陣営からは、安倍昭恵夫人は「家庭内野党」などと評価されているんですよね。
しかも、本人、そのような立ち位置に、満更でもなかったご様子。

■安倍首相夫人が「アベ政治を許さない」ロゴと仰天コラボ! 「合成写真かと思った」「器、大きすぎ」とネット騒然

こんなふうに左派陣営に鼻薬を効かせる一方で、ゴリゴリに右な学園の名誉職に就いていたという、奇っ怪な股裂き。
これが深慮遠謀の末の行動だとすると、そら恐ろしいのだけれども・・・・・よくネットで使われる「右でも左でもない」は、片方の立場を代弁する際の枕詞ですが、夫人に関しては、まさしく、その枕詞通り、まるでSNSでネコやイヌの写真にポンポンと「いいね」を押してしまうような軽さでもって、一連の行為に至ってしまっているとしか思えず、それを「軽快」とするか、「軽薄」とするか。

加計学園疑惑にしても、そこには重たげな金銭授受は見受けられず、「腹心の友」という言葉だけが、この疑惑の発端にして結論になってしまうわけで、素朴な関係性だけが原動力になり100億という金が動いている、やはり「軽さ」。

権力を持っている側に、「実益」が還流されることがない。
「動機づけ」が、「承認欲求」や「極めて狭い友情」しか出てこないわけで、「金品」や「名誉」ではなく、人間と人間の関係性によって、一連の騒動や疑惑が引き起こされているところが、なんつーか「現代的」ではあるのですが、さて、いつつまで続くんですかねー、とりあえず、まぁみんな、がんばって生きましょう。

2016年7月12日火曜日

自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合「あたらしい憲法草案のはなし」


乗るしかない このビッグウェーブに


参議院選が終わり、改憲勢力が衆参どちらも三分の二獲得。

■安倍首相、改憲論議「自民案ベースに」=公明と温度差、実現見通せず【16参院選】
「わが党の案をベースにしながら3分の2を(どう)構築していくか。これがまさに政治の技術だ」
安倍首相は自民党草案を大分気に入っているようですが・・・・・・・。

しかし、非自民の民進やら共産が反対なのは当然ですが、友党である公明、与党でも野党でもない「ゆ党」とも揶揄されることのある自民へは是々非々の立場をとる維新ですら、「あれはねー」と苦笑いされているようなイメージがあります。(日本のこころさんは、物足りない?)

去年の集団的自衛権の容認には、憲法学者からは総スカンを喰らいましたが、一方で、「日米同盟強化」「中国の軍事的伸長に対応」という観点では評価する有識者もいました。

が、「自民党の改憲草案」に関しては、・・・・・・誰も賛成している人がいないような。

そもそも、自民党の議員さんですら、「まぁ、あれは草案ですから」「あくまでも、叩き台です」と言って、なんか歯切れが悪んだよね。

「あれこそ、目指すべき頂きだ!」と正々堂々と主張しているのは、安倍首相(稲田朋美さんとかも?)くらい?

勝手なイメージだけど、産経新聞は賛成しているのかな?


一回、読んでみたいものだが、素人に解説なしで理解できるはずもなく。

「どうすっかな?」と思っていたところ、「自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合」による、「あたらしい憲法草案のはなし」という本が出たので、買ってみました。

パロディ


正直、賛成と反対の両論併記された本が読みたかったのですが、・・・・・まぁ、前述の通り、褒めている人(本)はないんだよね。

で、「あたらしい憲法草案のはなし」は、戦後直後に憲法理解を深める為に使われたあたらしい憲法のはなしのパロディ。

自民党の憲法草案について、自民党の立場に立って解説を加えているのですが・・・・・、当然、悪意(?)バリバリ。

たとえば、こんな感じ。
 憲法で国家権力をしばる。憲法は国民から権力にむけられた命令である。このような考えかたを「立憲主義」といいます。立憲主義は、すべての国の憲法に共通した原則です。

 しかし、あたらしい憲法草案では、この原則が逆転いたしました。

<すべて国民は、この憲法を尊重しなければならない>(百二条)

 世界じゅうの憲法で、こんな条文をもつ憲法はほかにありません。ですので、憲法学者をはじめ、おおくの人が「それはまちがっている」といいました。

 ですが、みなさん、それは日本ではなく、他の国がまちがっているのです。

 国の最高法規である憲法を、国民がまもらなくてよいなど、おかしいではありませんか。民のくせにリーダーに命令するなど、おこがましいではありませんか。

「奴等は、こう考えているに違いない」という推測で書かれてはいるんだけれども、・・・・・・自民党サイドからすれば「邪推だ!」でしょうし、反自民からすれば「的確である」なんでしょうなぁ。


結局


しかし、自民党の議員さんですから、自党の改憲草案を、誇らしげに「目指すべき方向」ではなく、遠慮がちに「たたき台」と言わざる得ないのは、どうにもこうにも、「フリーハンドで権力を行使したい」という欲望が、薄っすらと見えてしまう内容となっていることを自認しているからなんだと思います。

でありながら、安倍首相が、分かっていて喜々として自党の改憲草案を提示しているとしたら、なんだかなー。

また、分かっていなくて提示しているとしたら、これもまた、なんだかなー。


まぁ、どうなるんですかね。

安保法案も、当初は、従来の憲法解釈から逸脱することは出来ないのだから、結局、「集団的自衛権容認」という冠が欲しいだけで、実質は変化がない or 微妙な変化に留まるのではないかとも言われていました。

が、結果的には、大分踏み込んだ内容となったわけで、・・・・・・・・さて。


by カエレバ

2016年6月10日金曜日

菅野完「日本会議の研究」 -出版業界に訪れた日本会議ブーム-

日本会議ブーム到来


ブッシュ(息子)が大統領だった際には、「ネオコン」について、さんざん報道がされておりました。

二つの戦争にも、大きな影響を及ぼとしたとも言われております。

で、日本。


安倍政権を語る際には、「日本会議」について触れられることは多いのですが、どんな組織なのは、あんまり報道されていなかったのでは? と思っているのは、僕だけでしょうか?

しかし、そのことは、誰もが思っていたことらしく、ここにきて一気に出版ラッシュです。


で、「どんなもんでしょう?」と一冊手にとったのが、菅野完「日本会議の研究」。

産経グループの扶桑社から出版というあたりが、まぁ、なんか面白いですね。


(本当は、別海から来た女をもメロメロにするイケメン・青木理さんの本が読みたがったが、まだ出版されてなくてね。)

日本と宗教


文章は、ちょっと大げさな所もあります。
もともとweb連載で、調査しつつ執筆をしていたせいなのか 作者自身の驚きが、そのまま文章にあらわれている感じ。

まぁ、そのおかげで、読み易いんですけれども。


内容ですが、日本会議の歴史を紐解きつつ、徐々に、「生長の家」との関係が語られていきます。(本書においては、日本会議の成り立ちや、現政権との距離感について言及されることが多く、彼らの思想については、あまり触れられていません。そこらへんを期待していると、ちょっと肩透かしかも)

集団的自衛権の合憲性の担保となる、政権にとっては重要な学者・百地章氏や、安倍首相の後継者の一人と目されている稲田朋美氏、首相のブレーンとも言われる伊藤哲夫氏などなど、各々個人で活動しているようで、実は「生長の家」というタグで、まとめることができるといのは、おもしろいもんですねー。

しかも、現在の「生長の家」は、創始者の谷口雅春とは思想的は大分隔たりがあり、また、政治的な活動からは距離を取っている。

なので、日本会議と、現在の「生長の家」は、まったく接点がない。
あくまでも、過去において、「生長の家」の教えを受けた人間が、熱意でもって活動しているに過ぎない。

そして現在の「生長の家」と無関係ということは、日本会議には、労働組合や創価学会といった巨大なバックボーンを有しているわけではない。
人的にも資金的にも、決して恵まれているわけではないのだが、それでも、なお、ある程度の組織力を維持し、現政権に大きな影響力を有している。


アメリカ政治を語る上ではキリスト教が欠かせないわけでして、フランスなら逆に政教分離が度々問題になり、イギリスだと最近はロンドン市長にイスラム教徒が選ばれて話題になりました。

どこの国も、政治と宗教は切っても切れない縁なのですが、日本ですと、あまり注目されず。

でも、選挙において自民党が公明党(創価学会)頼りだったり、安倍さんと統一教会の関係が噂されたり(お父さんの時代の話で、今は、そんなに接点があるとは思えませんが)、そして、谷口雅春という宗教家の教えが現政権の政策に影響を与えているというわけでして、幸福の科学も、毎度毎度選挙に出ては泡沫候補扱いですが、いつか、陽の目を見る日も来るんですかね~、なんてことを思ったり。


ただ、最後の最後に、安東巌というボスキャラを登場させるのだが、・・・・・・・これは、ちょっと無理があるような気がしましたが、さて。

日本会議の研究 (扶桑社新書)
by カエレバ
「日本会議」の正体
by カエレバ

2015年8月2日日曜日

文化系トークラジオ Life「いまヤバい!人文社会系」外伝の感想

「いまヤバい!人文社会系」外伝の 感想になります 感想になってません。

■文化系トークラジオ Life「いまヤバい!人文社会系」本編の感想


いきなり、東浩紀さん登場。
司会の鈴木さんと、サシでおしゃべり。

「他の人も、どうですか?」と、鈴木さんから促されても、なんだか、皆さん入りづらそうでした。

とにかく、二人とも、話していて、大変楽しそう。

で、ポンポンと会話が弾む。
けど、二人は分かっているけど、こっちにしてみると、なんか流れが、よく分からないぞ、という感じもなきにしもあらず。
(まぁ、単純に、私の理解力、知識力の問題でもありますが)


そんな中で、印象的だったのは、東浩紀さんからの「思想は金にならん」というお話。

まーねー、金にならないから、大学というシステムで教えるしかないわけでして。

金になるなら、企業が参入してくるよね~。


しかし、昨今の流れからすると、最終的には、公立では、旧帝大くらいにしか人文社会系の学部は残らないのかな?

正直、それが良いのか悪いのか、よく分かりません・・・・・・。

四年もかけて文学なんか習うよりは、資格の一つでも取得している方が、役に立つもんなー、実際のところ。


さて、まぁ、本編の冒頭で「百田尚樹」さんの名前が、人文社会系のヤバい人として挙げられ、「もしかしたら、語るかも」と言って、結局は触れずじまい。
外伝も、「百田尚樹」さんの名前は、再び持ち出されるものの、ほとんど素通りでした。


・・・・・百田さんって、ユニークだもんね。(小説は未読、映画も見てないです)

どこまで安倍首相や自民党内からの推薦なり圧力があったのかは不明ですが、NHKの経営委員になれたのは、やっぱり、政権側(自勢力側)に近い考えを持っているからでしょう。

NHKの経営委員として、局内の偏向(と、ある種の人が感じている傾向)を正せなくても、これ以上は、曲げないで欲しい、その役割を、この人ならやってくれるに違いない! という期待があっての要請だったと思われます。

が、NHKの経営委員という微妙なお立場であり、籾井会長が就任会見の船出から沈没寸前にまで追い込まれたのを見ていながらも、都知事選では非自民党の立候補者を応援するという、二重三重に自由な振る舞い。

■百田尚樹氏、NHK経営委員退任へ

そりゃ、自民党内からも異論も出るわな。


これで自民党とは縁が切れたのかな? と思っていたら、「文化芸術懇話会」に、呼ばれまして。

■wiki 文化芸術懇話会

自民党内の安倍首相に近い議員の勉強会と言われております。

そこで、
  • 「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」
  • 「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば、目を覚ますはずだ」
  • 「米兵が犯したレイプ犯罪よりも、沖縄県全体で沖縄人自身が起こしたレイプ犯罪の方が、はるかに率が高い」
  • 「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。そこを選んで住んだのは誰やねん」
  • 「沖縄は本当に被害者やったのか。そうじゃない」
  • 「くそ貧乏長屋。とるものも何もない」
  • 「アイスランドは年中、氷。資源もない。そんな国、誰がとるか」
てなもんでして、最終的には、「自民党が陳謝した」という流れに。(■wiki 百田尚樹 自民党勉強会での発言)

国民に不人気の「安保関連法案」審議中というナーバスな時期に、敢えて爆弾をぶっ込むという離れ業。


この時期、他の自民党グループにて、小林よしのり氏を招いての勉強会も計画されていたものの、微妙な時期だから中止に追い込まれたと言われております。

小林よしのり氏が安倍首相を嫌っているのは、よく知られた事実。

と言っても、氏が、所謂「保守系の論客」であることには変わらないわけでして、それでも、「なにかあっては、かなわん」とばかりに、勉強を許さなかったのにね。

でも、結局、味方側から撃たれるという、皮肉。


安保法案の衆議院通過で、第二次安倍内閣発足以降、初めて支持率よりも不支持率が上回るという難しい局面になりました。(と言っても、まだまだ、経済が、どうにかなている&他に待望論がまったくないから、乗り切れると思いますけど)

その「難しい局面」が生まれた原因の一端を、応援団であるはずの百田さんが担っているのだから、「ヤバい!」です。


一連の騒動を受けて、百田さんは作家業を引退と宣言。

こんな記事もあったな~。
■百田尚樹利権に群がる週刊誌が『殉愛』擁護キャンペーン開始!ネットと全面戦争か!
■百田尚樹守るの当然!『殉愛』問題で「WiLL」花田編集長が林真理子批判

どこまで事実か分からんけど、「売れっ子作家」という立場を、自ら封印すると、いろいろとご不便もあるような気がするけど、・・・・・まぁ、ある特定の層には、まだまだ人気があるようなので、多少叩かれたくらいでは食うに困るなんてことは、まずはないだろうけど。


それよりも、
■橋下氏、真夏のジョーク!? 「次期市長はたむけんさん、知事は東野さん」 「誰がなろうとも世界に誇る大阪を」
大阪は、選挙が近いですね。

大阪維新の会と自民党で保守分裂、その間隙をぬって、百田尚樹知事が誕生という、横山ノック知事以来のピカっと光るタイプの大阪のリーダー誕生、そして西田敏行さんが局長就任という夢の様な政治状況が誕生したら、すげー楽しいんだけどなぁ~。

・・・・・・まぁ、さすがに、ないでしょうけど。
でも、国政進出は十分にあるだろうね。


さて、文化系トークラジオ Lifeとは、まったく関係のない文章になってしまったよ・・・・。

2014年9月14日日曜日

植村和秀「ナショナリズム入門」

日本人は、日本人であることを自明に思っていることが多いと思います。
自分も例外にもれず、特に疑問に思ったことはないです。

日本人の両親から、日本で生まれたから、日本人。


でも、
「日本人って、なに?」
「日本って、なに?」
と聞かれたら、多くの人は正確に定義できないか、または、逆に「日本は日本はだろ、日本人は日本人だろ、ばーか!」で終わってしまうような気がします。


植村和秀「ナショナリズム入門」では、国と民族というものが、世界的にみて、けっこうあやふなだということが、これでもかと列挙してくれます。

世界的を基準にすると、日本の方が特殊なのかもしれないですね・・・・・。

解放感と不安感、進歩への希望と混乱への恐怖が、さまざまな形で組み合わさりながら、この近代化が進行していきます。あらゆるものが変化し、人間は自己の生きる枠組みを自分で確保していかねばなりません。その際に、ネイションは最も低コストで、人生の枠組みを提供していったのです。それは多くの人に対して、出生によって入場資格を与えてくれます。努力も必要とせず、ただ欲すれば一員となれるわけです。
神への決別と挑戦とも言える近代以降、人は自由になったけど、常に選択を迫られ、そして、存在意義を問われるという、やっかいな荷物を背負うことに。

そういう中で、国家に帰属する自己に存在意義を見つけて、さらに没入するという選択を選ぶ人もいるわけでして。

それが、地域への参加やら同胞への援助といった建設的な活力に昇華されるのであれば結構なんでしょうけども、弱者なり異質なる他者への排除に向かっている人がいる。

いつの時代もいるんでしょうけど、それにしても、昨今特に目立つように思えるのは自分だけではないはず。


中国なら憤青、韓国ならネチズン、日本ならネトウヨといったように、ネットの普及以降、なぜ、こうも愛国的な文言が(世界的に? それとも、東アジア限定?)増えたのか疑問でしたが、「ネイションは最も低コスト」という一文で、腑に落ちるものがありました。


国というパイの奪い合いをしなくては生きていけない人っているんだよね・・・・。


ナショナリズム入門 (講談社現代新書)
by カエレバ

2014年8月22日金曜日

黒子のバスケ脅迫犯に実刑が下って、被告本人からのコメント

■「黒子のバスケ」脅迫事件実刑判決についての渡邊被告のコメント発表!

被告(もう実刑が下ったから犯人? 受刑者?)本人からのコメントということですが、まぁ、以前と同じで、露悪、挑発、妄想といった感じ。

以前も書いたけど、この人の目的って、両親への復讐であり、しょーもない自分を誇示して、世間から糾弾されることで、「自分は、こんなひどい評価を受けたよ! だから、私を見て、ねえママ! お前がつくった失敗作だよ」という自罰願望と責任転嫁のMとSの両刀使いなんだろうね。
年収200万を超えたことがないという、ワーキングプアともいえる生活を長いこと送ってきた彼にとっては冗談でなく本当に拘置所は快適らしい。拘置所や刑務所の生活の方がランクが上だという人たちが今の日本社会にたくさんいること、そしてそういう現実とこの犯罪はやはり結びついているということも考えないわけにはいかない
と月刊『創』編集長は分析しているけど、その一面があるのは確かだけど、ちょっと違うような。

そもそも、お金がないなら窃盗・強盗をするわけで、女にもてないなら強姦・痴漢なわけだ。(極論だけど)

ほとんど無関係といえる「黒子のバスケ」の作者を勝手に恨んで、脅迫状を四方八方に送りつけるという、犯行動機から実際の犯行には大幅な飛躍があって、それは貧乏では解釈できないんだよね。


仮定は無意味と思いつつ、仮に彼の年収が500万あったら、違ったのかな?

なんか、やっぱり、違う形で、両親への復讐をしようとしたんじゃないかな?
(前向きな人は、社会的な成功をおさめたことで、それを両親への復讐とするのだろうけど)


もちろん、失うものが多くなれば、それだけ犯罪に手を染める確率は減るのが一般論。

でも、彼の場合は収入よりも、居場所がなかったことが問題のような気がする。

本人も書いていたけど、彼はオタクにすらなれなかった。

何者にもなれなかった結果として、今、犯罪者という安住の地を手に入れてしまったように見えます。


こういうタイプは、どうしたものなのかね・・・・・。

単純に「家庭環境が大事だ!」というのは簡単だけど。


■「秋葉原事件」加藤智大被告が「黒子のバスケ」脅迫事件に見解表明!

変な話だけど、よくまとまっているね・・・・・・。(無差別殺人犯を褒めるのもなんだが)
「浮遊霊」に関してですが、それは渡邊氏独自の言葉ではありますが、表現が独特であるだけで、その中身は人間の普遍的な心理です。私の言葉なら「社会との接点を失った孤立状態」ですが、それでもまだ通じないのかもしれません。世の中でよく使われる言葉だと「人とのつながり」「絆」「かけがいのないもの」「誰かの役に立てること」などを失うということになるでしょうか。それらを全て失うことがどれほどの精神的苦痛であるのかは、失った経験がある人にしかわかりません。


以前の記事。
■「黒子のバスケ」脅迫事件の犯人からの長文が掲載されているけれども

2014年7月21日月曜日

「黒子のバスケ」脅迫事件の犯人からの長文が掲載されているけれども

「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人(もう自分で認めているので、犯人でいいのだろうけど)からの長文が掲載されているのですが、原稿用紙で44枚。

長い・・・・・・。

■「黒子のバスケ」脅迫事件 最終意見陳述1
■「黒子のバスケ」脅迫事件 最終意見陳述2
■「黒子のバスケ」脅迫事件 最終意見陳述3
■「黒子のバスケ」脅迫事件 最終意見陳述4
■「黒子のバスケ」脅迫事件 最終意見陳述5
■「黒子のバスケ」脅迫事件 最終意見陳述6


さらに、おまけ付き。

■「黒子のバスケ」脅迫犯からのネット向け声明文


ざっと流し読みしたんですが、何度も何度も出てくるのが、親への恨み節。

親が適切な愛情を注いでくれなかった、さらに虐待していたので、こんな人生になってしまった、という彼のお話が、繰り返し述べられます。


まぁ、これが、本当のことかどうか分かりません。

ユナボマーに関しての、ちょっとしたドキュメンタリーにおいて、彼が子供時代に虐待を受けたと主張していることが紹介されて、その後、母親と兄弟が登場して、
「そんなことは、なかったです」
と言っておりました。

一応、そのドキュメンタリーでは、ユナボマーの主張は、妄想とされていました。(■セオドア・カジンスキー(ユナボマー))


今回の被告人が主張する「虐待」も、どこまで本当か分かりません。

誰もが無菌室で育ってわけではなく、どこかで心理的な傷を負って生きていくものです。

それが第三者からみて、「確かにヒドい」ものなのか、「そんなの気にしても仕方ないだろう」レベルなのかは彼の言葉だけでは分かりませんが、しかしながら、自分の人生の躓きの原因が親にあると認識しているのは確かなようです。


この長文でも言及されている、宅間守にしろ加藤智大にしろ、やはり、親との関係は、あまりよろしくなかったようで。

2つの事件とも、一般人の価値基準からすると、本人には見返りのない無差別殺人という面が、世間に衝撃を与えたように、今回の事件も終わってみると、その犯行動機は、「えっ、なんで?」という感じ。

一応は、文章内では、いろいろと本人は述べているものの、しまいには、
自分は「黒子のバスケ」の作者氏の経歴を詳しくは知りませんでしたが、これ(引用者注:「黒子のバスケ」の作者の経歴)を見て、
「自分は標的を間違えなかった。」
と思いました。
と言っている始末でして、結局、偶然目についたという程度の犯行動機。


そう考えると、この一連の事件は、彼から親への復讐であり、方方に投函された脅迫状は、言うなれば無記名の果たし状だったのかなー。

そして、まぁこうやって、長々と文章をしたためているのも、やはり復讐の続きなのかな?

今の自分がどう見られているか、評価されているか、分析されているか、そのことについて、強烈な興味があるようだけど、結局、それも、親への愛情を求めていることの裏返しにも感じられるし。

2014年7月12日土曜日

「ニューズウィーク日本版 2014年 7/15号」読了


とぼとぼと読んでいた、ニューズウィークの今週号、読了。

「特集:中国と韓国 蜜月は本物か」となっていますが、そんなに記事の量はなかったです。
(ニューズウィークは、特集が意外に少ないことが多いです)

量はともかく、内容は? となるのですが、「中韓、仲良しに見えるけど、所詮、政治体制が違うから、同床異夢だよね」という、まぁ素人でも知っているようなお話しでした。


経済的な結びつきが強いけど、だからと言って米韓の関係を精算するわけにもいかないですからね。

■韓国:「反日協調」悔やむ 中国と集団的自衛権憂慮表明で

ここらへんの記事を読むと、韓国も、大変ですなーと思ってしまいます。


それとは関係なく、ちょっとだけ面白かったのは、「深田政彦」記者の記事。


この記者は、ちょっと前に「 「反ヘイト」という名のヘイト」という記事で、有田芳生議員に責められてました。

■有田芳生参院議員がニューズウィーク誌を痛烈批判 茂木健一郎氏と共に差別問題を提起

時に政治的なつばぜり合いが、第三者からすると、非常に不毛に思えてしまうのは、「クソを投げられたから、クソを投げ返せ」という応酬。
(もっとも、「右の頬を叩かれたら、左の頬を出しなさい」とは出来ないのも分かるのですが。)

在特会に対向する組織として、「レイシストをしばき隊」という名前が上がったとき、そのネーミングは、どうなんだ? と思いました。(今は、名前は変わってますが)

そういった、「非常識な組織には非常識な手段で対抗だ!」といった流れに、「なんだかな・・・・」と思っていましたが、その危うさを浮き彫りにしてくれた点では、「 「反ヘイト」という名のヘイト」は面白い記事でした。


で、案の定、一部のネットユーザーは、「ほーら、サヨクたちはダメダメだ」と大喜びで、「在特会は正しいこと“も”している」という感じになっているあたりが、あぁ不毛。


やはりと言うか、アマゾンのレビューも、アツいことになっております。


で、今週号は、「「連勝」安倍政権が守りに転じるとき」という、どちらかと言うと、安倍さんへの応援的な内容。
(アメリカのニューズウィークは中道左派的なのかな? でも、日本独自の記事に関しては、昨今の風潮からか、ちょっと右の傾向が強いように思えます)

こりゃまた、一部の人を喜ばせて、一部の人のかんに障るような記事で、ぶれませんねーという感じでした。


by カエレバ

2014年7月8日火曜日

靖国神社・日本大使館放火の中国人のその後

■靖国神社・日本大使館放火の中国人、帰国後の生活困窮に嘆き節「両親と疎遠、半年収入ない」(1/4)―中国
■靖国神社・日本大使館放火の中国人、帰国後の生活困窮に嘆き節「両親と疎遠、半年収入ない」(2/4)―中国
■靖国神社・日本大使館放火の中国人、帰国後の生活困窮に嘆き節「両親と疎遠、半年収入ない」(3/4)―中国
■靖国神社・日本大使館放火の中国人、帰国後の生活困窮に嘆き節「両親と疎遠、半年収入ない」(4/4)―中国

この記事って、「こういうことをすると、出る杭は打たれるで、要らぬ苦労をするぞー」という警告なのか、それとも、「これだけの愛国青年を、お前たちは、どうして見捨てておくのか!」という悲憤慷慨、どっちなんですかね?

掲載されたいたのが、北京青年報。wiki見ると、中国共産主義青年団の機関紙となっております。

だから、ある程度は政治的な意図があって掲載されているような気もするのですが、この翻訳からは、なんとも言えないですね。


とりあえず、個人的に感じたのは、物悲しさ。


安田浩一さんの「ネットと愛国」なんかでは、居場所がない人が国家という居場所を求めていく、という書き方をされていたように思いますが、この犯人から感じたのも同じ。

裁判で精神鑑定が求められたことからも、精神病かどうかはともかく、激情家なんでしょう。
震災に対して、積極的にボランティアに参加することからも、その性格が、よくあらわれていると思います。

でも、先天的なのか後天的なのか分かりませんが、その性格が災いして、世の中とうまく折り合いをつけることができないのかな? と推察。
だから、保釣運動(尖閣防衛)関係者ともうまくいかない。

2012年1月8日、劉強は日本大使館に火炎瓶を投げつけた。今回は逃げはせず、その場にとどまった。2分後に駆け付けた警官に取り押さえられた。ソウル中央地裁は、放火未遂罪で懲役10カ月の実刑判決を下した。

その日、警察で供述を録音していると、記者団がその様子を撮影に現れた。劉強は日本人記者を見つけると、笑顔で「謝罪」の二文字が書かれたTシャツを見せつけた。
これが、彼の人生の絶頂なんですかね・・・・・・。

まぁ、なんともです。

by カエレバ