日本会議ブーム到来
二つの戦争にも、大きな影響を及ぼとしたとも言われております。
で、日本。
しかし、そのことは、誰もが思っていたことらしく、ここにきて一気に出版ラッシュです。
産経グループの扶桑社から出版というあたりが、まぁ、なんか面白いですね。
(本当は、別海から来た女をもメロメロにするイケメン・青木理さんの本が読みたがったが、まだ出版されてなくてね。)
日本と宗教
文章は、ちょっと大げさな所もあります。
もともとweb連載で、調査しつつ執筆をしていたせいなのか 作者自身の驚きが、そのまま文章にあらわれている感じ。
まぁ、そのおかげで、読み易いんですけれども。
内容ですが、日本会議の歴史を紐解きつつ、徐々に、「生長の家」との関係が語られていきます。(本書においては、日本会議の成り立ちや、現政権との距離感について言及されることが多く、彼らの思想については、あまり触れられていません。そこらへんを期待していると、ちょっと肩透かしかも)
集団的自衛権の合憲性の担保となる、政権にとっては重要な学者・百地章氏や、安倍首相の後継者の一人と目されている稲田朋美氏、首相のブレーンとも言われる伊藤哲夫氏などなど、各々個人で活動しているようで、実は「生長の家」というタグで、まとめることができるといのは、おもしろいもんですねー。
しかも、現在の「生長の家」は、創始者の谷口雅春とは思想的は大分隔たりがあり、また、政治的な活動からは距離を取っている。
なので、日本会議と、現在の「生長の家」は、まったく接点がない。
あくまでも、過去において、「生長の家」の教えを受けた人間が、熱意でもって活動しているに過ぎない。
そして現在の「生長の家」と無関係ということは、日本会議には、労働組合や創価学会といった巨大なバックボーンを有しているわけではない。
人的にも資金的にも、決して恵まれているわけではないのだが、それでも、なお、ある程度の組織力を維持し、現政権に大きな影響力を有している。
アメリカ政治を語る上ではキリスト教が欠かせないわけでして、フランスなら逆に政教分離が度々問題になり、イギリスだと最近はロンドン市長にイスラム教徒が選ばれて話題になりました。
どこの国も、政治と宗教は切っても切れない縁なのですが、日本ですと、あまり注目されず。
でも、選挙において自民党が公明党(創価学会)頼りだったり、安倍さんと統一教会の関係が噂されたり(お父さんの時代の話で、今は、そんなに接点があるとは思えませんが)、そして、谷口雅春という宗教家の教えが現政権の政策に影響を与えているというわけでして、幸福の科学も、毎度毎度選挙に出ては泡沫候補扱いですが、いつか、陽の目を見る日も来るんですかね~、なんてことを思ったり。
ただ、最後の最後に、安東巌というボスキャラを登場させるのだが、・・・・・・・これは、ちょっと無理があるような気がしましたが、さて。
日本会議の研究 (扶桑社新書) | ||||
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「日本会議」の正体 | ||||
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