2015年10月25日日曜日

「メタルギアソリッド5 GZ & TPP」をやってしまって



部屋の移動で、強制的に模様替えをすることになりまして、「それならば」でPS4を購入。

仕事が一段落してからMGS5を始めようと思っていたのですが、「MGS5 GZ」なら、「有料体験版」などと揶揄されているくらいで、かなり短いみたいだし、いいか! と、やり始めたら、やはり面白い。

「MGS5 TPP」も発売になって、巷では、大分盛り上がっている。

やはり、自分を止められなくなり、「TPP」も始めたら、まぁ、面白いこと。


前作「MGS PW」が好きで、PSP版の後に出たHD版もやりこんだくらいなので、その発展形の「MGS5 TPP」が、つまらんわけもなく。

毎日毎日、MGS漬けでしたが、先日、ようやくクリアー。


出来るだけ、情報は入れないようにしてゲームはするんですが、何度もゲームオーバーになると、ついつい攻略サイトを頼ってしまいます。
そんなわけで、全二章で、しかも二章はかなり短いという流れは、なんとなく把握はしていたのですが・・・・・、本当に短かった。

しかも、尻切れ感が半端ない。


アマゾンの評価も、そりゃ、「星1」がたくさんつくのも、むべなるかな・・・・・。(システムは、かなり秀逸だと思いますが)

「GZ」と「TPP」に分かれたこと自体に、「分割商法」との批判があった上に、さらに、ストーリーが、これじゃなぁ~。

で、しかも、スペシャルエディションには、本編後のストーリーが語られた映像があったというのだから、公式に未完であることを認めているようなもんだし。

「スネーク、どうした?」メタルギアシリーズの小島秀夫氏がコナミを退職したとの報道。同社はこれを否定

小島監督とコナミとの確執は、もはや修復不可能な感じがしますが、やっぱり、製作期間の長期化(=予算の増大)が原因だったのかな?

で、コナミ側からタイムリミットを強引に設定されてしまい、それに間に合わせる為に、急ごしらえで完成した結果なのかな、今作は。


そして、スペシャルエディションについてきた特典映像というのは、ファンへのサービスもあるのでしょうが、・・・・・・・「本当のエンディングは用意していたけど、会社がつくらせてくれなかったんだよ」という当てこすりもあるのかな? と邪推しますが、さて。


そして、第二章の短さ云々もありますが、それ以前に、今作の特徴としては、全体的に「暗い」。

メタルギアソリッドシリーズは、シリアスな中にも、どこかにコミカルさがあるのが定番でした。

しかし、「MGSV」は、「復讐」が物語の重要な主題になっていることもあって、笑えるシーン、ニヤリとするシーンが少なかった。


前作のPWと比較すると、セシールのような陽気なキャラはいないし、そもそも、「5」のカズヒラ・ミラーなんか、ずっと怒ってばっかりだったもんな。(仲間を疑えとまで言うし)

「あやしいあやしい」と言われていたヒューイも、最終的には、「いい人だった」で終わるのか? と思っていたら、ある意味、黒幕はヤツでした、だったし。

「GZ」でパスやチコが死ぬことからも(パスは生きていた?)、非常に救いのないお話しでした。

外部に強敵がいながら、内部もギスギスしているというのは、小島監督の精神状態なり会社での置かれた状況を反映している結果なのかね~。(プーヤンミッションのような、脱力系のミッションをつくる余裕もなかったんだろうな・・・・・。)


でも、まぁ、ちゃんと売れたみたいだから、「完全版商法」と非難されるのを甘受して、まぼろしの第三章まで入れた、「ディレクターズカット」とか、「ファイナルカット」とか称して、出して欲しいものですが、・・・・・・無理だろうなぁ。(欲を言えば、GZとTPPを融合して、システムを統一、さらにバランス微調整の、サイドオプスを増やしてもらえたら、最高だけれども。みんな、怒りながらも、買うと思うよ)


一応、KONAMIでは、続編制作する意欲はあるようですが、またしても肥大化してしまったメタルギアサーガを統御できるのは、小島監督以外にいるわけもなく。

シリーズは、これで終わってしまうのか。
それとも、なんだか良く分からないけど、第三者によって、ダラダラ続いていくのか。

とりあえず、腹いっぱい楽しませてもらったけど、微妙に残念感が残る作品でした。


メタルギアソリッドV ファントムペイン
by カエレバ

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