2015年8月17日月曜日

相変わらず不死身のイーサン・ハント「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」


「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」見てきました。

いつも通り、二時間で世界を救うトム・クルーズです。

今回は比較的地味な「悪」でしたが、それにしても、トム・クルーズは、通算で何回くらい世界を救っているんだろう・・・・・。


実写版「進撃の巨人 前編」は、やっぱりアレだった

それに比べて、実写版「進撃の巨人 前編」は、二時間かけて、爆薬を運ぶのを失敗して終わっていたよな・・・・・。

この流れからすると、後編では、壁に開いた穴を主人公のエレンが巨人化して終わりか?

多分、それを邪魔しに、エレンとは別の人間が巨人化したヤツが襲ってくるんだろうな。
そいつを撃退すると、ついでに「巨人化」の謎が解ける・・・・・てな、流れだろうなぁ。


まぁ、色々と話題になっている実写版「進撃の巨人」。

よく言われるのが、「これは、原作者と協議した結果として生まれた物語です」というお話。

監督の樋口真嗣さんは、現在の特撮界ではトップ。
脚本の町山智浩さんは、著名な映画評論家。(そして、もう一人の脚本家は、プロの渡辺雄介さん。実写版「ガッチャマン」も、この人の脚本なのね・・・・)
原作者の諫山創さんは、なんといっても大ヒット漫画の執筆者。

三者が互いに遠慮し合って、「船頭多くして船山に登る」ではなく、むしろ、誰も「悪い人」になれなかった結果としての、「この人が、こう言っているから、その要素は外せないよね」てな感じで、出来上がったら「あぁ、なんだかピリッとしないなぁ・・・・」というオチなのかな。


まぁ実写版「進撃の巨人」は、ここまでにしておいて。


「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」。



トム・クルーズが飛行機にしがみつくシーンですが、映画を見る前から、いろんな媒体で何度も拝見しましたね・・・。

「ミッション:インポッシブル」最新作で飛行機にしがみつくトム・クルーズはガチで本人だった - GIGAZINE

ネットだけでなく、テレビや雑誌でも、「これは、本人がやっているんですよ、スゴイでしょ!」と、至る所で宣伝。

そんなに見せていいんかい!? と思っていましたが、映画を見て、納得。


このシーン、冒頭なんだよね。

だから、最初にこれを見せることで、後のシーンも「トム・クルーズ本人がやってますよ」と思わせるわけだ。(実際、多くはやっているんでしょうが)


で、まぁ、迫力のシーン満載。
なのですが、「いつものトム・クルーズだし。どうせ死なないからな」と安心して見られてしまう皮肉。

実際、仮死状態に陥った次のシーンでは、激しいアクションを繰り広げているし。

相変わらずだな~。


それでも、退屈しないのは、不思議。

アクションを売りにした邦画と比べて、そりゃ、予算が潤沢なのは分かるけど。

ストーリーだって、特別「まさか!」なんて展開はない。

いきなり謎の組織によって拉致。
敵か味方か分からない謎の美人でナイスバディの女スパイ登場。
アメリカ本国から見放されただけではなく、追われることに。
徐々に明らかなになっていく敵の正体。

別に、目新しさはないんだけどね。でも、面白く見れてしまう。

・・・・さじ加減なのかね~。

情報の開示、アクション、ちょっとしたお色気、そこらへんを、観客が飽きないように、うまーく並べているからなんだろうなぁ。


で、ネタバレのボスなんですが、今回は、元ドイツ諜報員という設定。(ドイツだっと思うな、うろ覚え。ネット探しても、見つけられないよ)

アメリカ市場だけを考えたら、中国をラスボスにしたいのだろうけど、まぁ、今のハリウッドで、上客に対して喧嘩を売れるわけもなく。

中東だと、いろいろ面倒なことが起こるかも。映画が元で、テロでも起きたら、責任とれないよね。
北朝鮮をおちょくったら、ソニーが大変な目にあったのは、ご承知の通り。
アフリカを敵視する理由もないし、そもそも黒人がラスボスというのでは、それはそれでデンジャラス。

せいぜいロシアなら、大丈夫(?)かもしれないけど、ソ連時代と比べて、大物感がないよね・・・・。


てな事情なんだと思いますが、最近の「敵」は、基本「白人」。

それも、「昔の味方が裏切った」というのがお約束。

あまりヒットしなかった「特攻野郎Aチーム」も、この前の「007」も、そういう流れだったよなぁ。

今回も、いろいろ配慮した結果なんでしょうーねー、西側諸国の諜報員出身ということに。


でも、無理にマッチョじゃなくて、いい味でした。

ただ、冒頭でトム・クルーズに顔をさらけ出す必要性がないような。
またラストも、本人がしゃしゃり出てくるのは、なんで? と思わんでもないが、まぁ、リアリティ云々を言い出すとキリがないですから、「どうやったら、死ぬんだよ、まったく。相変わらずトム・クルーズだね」というのを楽しむべきでしょうね。


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