どんなマンガかと言いますと、とりあえず、画像検索結果を見ると、ピンとくる人もいるかも。
■野望の王国 グーグル画像検索結果
絵柄が、おそろしく濃いので、いろんなマンガでネタ(パロディー)にされています。
もっとも有名なところでは、「サルでも描けるまんが教室」ですね。
絵柄も濃いですが、ストーリーも濃いです。
文武両道の秀才の二人が、自らの野心に忠実に従い、のし上がっていこうという話なのですが、まぁ、なんつーか、昔のマンガなので、けっこうツッコミどころ満載。(絵柄だけではなく、この「二人で世に打って出よう」という設定も、サルまんはパクっているわけですな。ちなみに小説では、村上龍先生の「愛と幻想のファシズム」が、「野望の王国」に着想を得て書かれたというのは有名な話です、というのは、今思いついた、真っ赤なウソです)
冒頭で、
この世は 荒野だ! 唯一野望を実行に移す者のみが この荒野を制することが出来るのだ!!と宣言し、以降、非合法な手段でもって権力掌握に邁進することになるのですが・・・・・。
なんで、そんな大事なことを、人前で宣言しちゃうのかな!?
自白しているようなもんじゃん。
まぁ、このマンガでは、そんなところでつまずいていたら、キリがないのですが。
とにかく、作戦が大掛かりすぎる。
何人死んでんだよ。
もっと穏便な作戦が、ないんかい。
邪魔者は消せ! が基本スタンス。
そこまで非情な二人なんだが、その野望を持った理由自体の説明がないんだよね。
(また、野望を達成して、どのような王国を築こうとしているのか、よく分からない)
後に説明されるのかね?
で、せっかく主人公が二人いるのに、その設定が活かされていない。
普通なら、「武力」「知力」で別れるとか、「硬派」「軟派」、「表舞台」「裏方」、「金持ち」「貧乏」、いろいろと対比させることができるのに、どっちも頭が良くて、体力もばっちり、胆力があるという、まるで双子。
ここらへんの、大雑把さが、昔のマンガを読む面白さだったりもするんですが・・・・・。
野望の王国 完全版 1 | ||||
|
0 件のコメント:
コメントを投稿